不動産を売却したい理由と、売却時の注意点をわかりやすく解説!

不動産を売却するとき、そこには何らかの理由が存在します。

その不動産の所有者の状況によって、ポジティブなことからネガティブなことまでさまざまです。 今回は、その理由とはどのようなものがあるのか、代表的なものをいくつかご紹介します。

売却を予定している方も、購入を検討されている方もぜひ参考にしてみてください。

1. 全体の70%を占める、不動産の売却をする3つの代表的な理由

不動産の売却は複雑な手続きを行い、高額のお金を扱わなければならないので、めったにできないことです。そのため、不動産の売却が行われるときは、かなり状況が限られます。不動産の売却が行われる理由の上位3つで、全体の70%を占めると言われているほどです。まずは、その代表例3つについてご紹介します。

1-1. 住み替え

不動産の売却の3分の1がこの住み替えによるものです。引っ越しや今の家よりも良い住宅に移るために、今まで住んでいたところを売却します。老後に住み替える人や、こどもの進学に合わせて住み替える人などの場合が代表的です。今まで住んでいた家を売却して得たお金で、新しい家を購入することになるでしょう。

1-2. 相続

家族が亡くなり、その相続をする際に不動産を売却します。日本では相続税が高額のため、いっそのこと処分してしまおうと考える人も少なくありません。また、家族が誰も住まない地域の家であれば、用途がないのに固定資産税や維持費などがかかるため、売却する場合も多いでしょう。
ただし古い家を売却する場合、その古さや傷みの多さから、なかなか家が売れなくて困るという状況も多く見られます。

1-3. 資産整理

資産整理は、不動産を現金化したいときに行われますが、その理由にはいくつかのケースがあります。
まず、相続対策です。前述したのは、所有者が亡くなった後で売却を行う場合で、そのとき相続税が発生し、そこで支払う額は少なくありません。その対策のため、あるいは相続手続き中にトラブルが起きることを防ぐために、生前に行う方法が有効です。そこで、現金を分配してややこしい問題をなくしておくという考え方になります。
2つ目は債務整理です。住宅ローンを支払えないときや、借金やクレジットカード利用などを原因とした債務を法的に解決する債務整理において、不動産を売却する必要が出たときに行われます。任意売却や競売などによって売却されますが、通常の場合と比べて評価額は下がる可能性があります。
3つ目は投資目的で、自宅ではなく、投資物件のために購入した建物を売却する場合です。建物の価格が上昇したときに、売却することが狙いでしょう。しかし、損切りをするのに売却をすることもあります。

1-4. その他の理由

突然の転勤で、住む場所を急遽変更しなければならないケースがあります。愛着のある家でも、手放さなければなりません。そのようにして売却される家も少なくないのです。このような家は、他の理由の場合よりも築年数が短めで、買い手がつきやすいという特徴があります。
また、離婚により財産を分ける際に、不動産を売却したり、住宅ローンを清算して売却をしたりしなければならないケースもあるでしょう。売却をする際には理由を聞かれますが、離婚することをまったく気にせずに言う人もいます。しかし、理由が気になる人は「住み替えたいから」「家族構成が変わったから」と説明すれば問題ありません。

2. 売却の際の注意点

何らかの理由で不動産を売却しなければならないとき、その手続きなどを行わなければなりません。その際、どのようなことに注意をすれば良いのか、なかなか想像できない方が多いのではないでしょうか。売却をする際にスムーズに行うためにも、次の注意点について知っておくことをおすすめします。

2-1. 売却結果が予想以下のときもある

家を売却する理由が売却価格に影響します。そのため、売却理由が住宅に問題があったり、不都合があったりすれば、購入したい人は少なくなるでしょう。価格が落ちたり、いつまで経っても買い手がつかなかったりします。予想は期待しすぎず、ドライになっておく方が良いでしょう。

2-2. 売却理由はネガティブでないように伝える

売却する家を買いたい人は、人生に何度もない大きな買い物をするわけですから、十分に納得をして購入したいと思うものです。結婚・相続などの納得のできる内容であれば、ネガティブ要素はないので問題ありません。しかし、ネガティブな理由の場合「それでも買う」と思ってくれるような、情報の与え方をした方が良いでしょう。そのときは、できるだけポジティブな言い方に変える必要があります。
たとえば、近くに店もなく不便なところであれば「静かで穏やかな場所」・繁華街の近くで騒がしいところであれば「歩いてさまざまな店に行ける、便利で活気のある場所」や、「仲間と夜遅くまで集まれる店などが近くにたくさんあり、便利な場所」などの表現が良いでしょう。

2-3. 優良な不動産会社に頼る

不動産にまつわるものは、誰かの噂話や評判などではなく、きちんとその分野の専門に相談するのが最も良い結果をもたらします。いくつかある不動産会社の中で、良い対応をしてくれたり、しっかりと要望を聞いてもらえたりするような会社を選んで、依頼をするのがベストです。

3. まとめ

不動産を売却する際、所有者は何らかの理由があります。売却をする際には、その理由によって買い手のつき方や評価される価格が異なりますので、そこにも注意が必要です。不動産の売却には、複雑な手続きも伴うので、必ず不動産会社に依頼をして進めるようにしましょう。

「株式会社ダルマ」は、沖縄県内の不動産を手がける会社です。不動産の売却でお悩みの方や、検討をされている方の疑問や要望にお応えいたします。そして良い形での売却ができるようお力になります。どうぞお気軽にお問い合わせください。