不動産売却の流れとは?スムーズに売却するために知っておきたいこと

不動産を売却したいという方の中には「まず何から手をつけていいのか分からない」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

不動産の売却をスムーズに行うためには、まず全体の流れをしっかりと把握したうえで、計画的に手続きを進めることが大切です。そこで今回は、不動産の売却における流れについて、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。

1. 不動産売却の種類について

不動産の売却方法は、大きく分けて2種類です。まずは、それぞれの方法について詳しく解説します。

1-1. 仲介

仲介は、不動産会社に依頼して不動産の買主を探してもらう方法です。一般的に、不動産売却といえば仲介という方法がとられることも多く、高い値段で売却できる可能性があります。

しかし、デメリットは、売却までに時間がかかってしまうという点です。スムーズに買主が見つかれば問題ありませんが、基本的には半年以上の時間がかかることを理解しておきましょう。また、場合によっては1年以上買い手が見つからない場合もあるので、短期間で売却してくれるような腕のある不動産会社を見つけるのが一番のポイントです。

1-2. 買取

買取とは、不動産会社に不動産を買い取ってもらう方法です。買主を探す必要がないため、短期間で売却を行えることがメリットとして挙げられます。
しかし、仲介に比べると2割程度売却価格が低くなってしまうため、少しでも高く売りたい方にはあまりおすすめできません。どうしても急いで不動産を売却したい、売却に出していることを周辺住民に知られたくない、不動産が古く修繕に費用が必要である、内覧に対応したくないという場合には、買取を行うことで手間をかけずに売却できるでしょう。

2. 不動産売却の流れ

ここでは、不動産売却の流れについてご紹介します。

2-1. 不動産会社を見つける

まずは、不動産会社を選び、売却に関する相談を行います。インターネットや比較サイトを使用して、不動産会社を数社に絞り込み、実際に対面での相談を行ってください。相談を行う際には、不動産の物件概要書、登記情報、間取り図などを用意しておくと、よりスムーズに話を進められるでしょう。
また、相談の際には価格査定の算出が行われます。査定は、実際に不動産を訪問して行う訪問査定と、データによって査定額を出す机上査定の2つです。この査定額の算出は、スムーズに不動産売却が進められるかどうかかかっているうえに、不動産会社を選ぶポイントにもなります。いくつかの不動産会社に査定を依頼し話を聞きながら、相場を知ったうえで不動産会社を選ぶことが大切です。

2-2. 媒介契約を結ぶ

不動産売却を依頼する不動産が決まったら、媒介契約を結びます。媒介契約は、どのように売却活動を行うのか、また売却が成立したときにどれくらいの額の報酬を不動産会社が受け取るのかを決める契約です。契約にあたって、一般媒介契約・専属専任媒介契約・専任媒介契約の3つから契約の種類を選んでおきましょう。

2-3. 売却を開始する

不動産会社と契約を結んだら、実際に売却をスタートさせます。ここからは、売主に変わって不動産会社が主導権を握って、流れを進めてくれるのが特徴です。
売却活動は、まずは相場や査定額から売り出し価格を決定することから始まります。そして、売り出し価格を掲載した広告を見て、興味を持った人が不動産会社に問い合わせを行い、物件の内覧・説明へと進むのです。内覧は、実際に売主が案内を行います。
そして、もし物件を気に入った人がいれば、購入の申し込みへと進んでいくという流れです。場合によっては、買主から条件交渉が行われることもあるでしょう。できるだけ早く売却を行いたい場合には、前向きに検討することも大切です。

2-4. 売却契約を結ぶ

買主が決まったら、不動産会社による物件の最終調査と、住宅ローンの事前審査が行われます。それらに問題がなければ、不動産売買契約を締結することが可能です。契約時には、身分証明書・実印・認印・印鑑証明書・登記済権利書・収入印紙などが必要になるので、事前にしっかりと準備を行いましょう。

2-5. 物件の引渡しを行う

売買契約で定めた日時に行われるのが、引渡しと決済です。もしも、売主の住宅ローンが残っている場合、売却価格の代金は融資先の金融機関に直接返済が行われます。また、引渡しの際には、引渡す面積を確定するための土地確定測量も行われるのが特徴です。ここまでが終わったら、基本的に不動産会社の役目は終了になります。

2-6. 確定申告を行う

不動産の売却が終わったら、確定申告を行う必要があります。2月中旬から3月中旬の1か月間に、不動産売却によって得た利益に関する税金の申告を行ってください。確定申告を行えば、税金の額を減額できる制度や、万が一損失を生んでしまった場合の損失を減らす制度なども使用できる可能性があります。

3. まとめ

今回は、不動産の売却に関わる流れについて、詳しくご紹介しました。不動産をスムーズに売却するためには、やはり信頼できる不動産会社選びが一番のポイントとなります。査定価格が相場に合っているか、担当者が信頼できる人か、売主主導で売却を進められるかなどの点に注目しながら、信頼できる不動産会社を選びましょう。

沖縄県那覇市にあります「株式会社ダルマ」 では、不動産の売買はもちろん、リノベーションや賃貸など不動産に関わることを幅広く取り扱っております。沖縄の不動産に精通した担当者が、適切な査定をもとにスムーズな売却をサポートさせていただきます。無料相談を行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。