損をしないための基礎知識！不動産売却時の注意点を詳しく解説

1. 不動産売却の方法

不動産を売却する方法には、多くの種類があります。一般的には以下の通りです。

• 仲介による売却
• 買取による売却
• 買取保証つき売却
• リースバック

これらについて解説していきます。

1-1. 仲介による売却

不動産は、個人か法人によって購入されます。不動産会社が個人の顧客を見つけて、販売する方法を仲介と言います。顧客を見つけるまでの時間がかかってしまいますが、比較的高く売却することができる方法です。

1-2. 買取による売却

不動産会社に対して、売却することを買取と言います。この方法は、不動産会社に直接売却できるため、最短1週間ほどで売却手続きを完了させることが可能です。

1-3. 買取保証つき売却

買取保証つきの売却は、仲介と買取の間をとった方法です。期限を決めて仲介を行ってもらい、一定期間を過ぎても売却できなかった不動産を、会社に買い取ってもらいます。家の売却を行う期限が決まっている方におすすめの方法です。

1-4. リースバック

リースバックとは、不動産会社に家やマンションを買い取ってもらい、売却した後も同じ物件に住み続ける方法です。まとまった資金を調達したうえで、同じ家に住み続けることができるため、次の家を探す際におすすめの方法と言えます。

2. 不動産売却の流れ

不動産の売却方法の次は、売却時の流れについて確認しておきましょう。一般的に不動産を売りに出す前にすることは、以下の通りです。

• 査定の依頼
• 不動産会社との契約
• 売却契約

2-1. 査定の依頼

不動産の売却を決意した後は、まず不動産の査定をお願いしましょう。この際、複数の業者に査定見積もりをお願いすることをおすすめします。また、どのような内容でその金額がついたのかを明確にしましょう。

2-2. 不動産会社との契約

見積もりを取った後に、納得のできる業者と契約を結びます。売却までの期間をサポートしてもらうパートナーとなる業者のため、妥協しないことが大切です。

2-3. 売却契約

契約を結んだ後は、一般的に不動産会社が売却まで進めてくれます。内覧などの販促を行い、売却が決定したところで、買主と契約を交わすという流れです。実際にかかる期間としては、3ヶ月〜6ヶ月ほどと言われています。

3. 不動産売却の注意点

最後に、不動産売却の際の注意点について解説していきます。

3-1. 不動産登記簿をチェックする

不動産の見積もりを取る際、自分自身でもその不動産のことを調べましょう。場所や土地の面積、担保の有無など、細かい部分まで確認できます。
業者の中には、無知につけ込み、相場より低い値段で査定を行う業者も存在するのです。そのため、自分でも知識をつけることが重要と言えます。また、複数の業者に見積もり依頼をすることも対策の一つです。

3-2. 法改正の有無

不動産売却の際に気をつけておくべきなのが、法改正についてです。建物は建築基準法という法律によって規格が定められていますが、この建築基準法は頻繁に改正されます。法改正によっては、購入時に比べて売却時の金額が大きく下がってしまう場合もあるので、注意が必要です。

3-3. 売却にも税金・費用がかかる

不動産の売却時にかかる税金は、以下の通りです。

• 譲渡所得税
• 印紙税
• 登録免許税

また、税金以外にかかる費用は以下の通りです。

• 仲介手数料
• 測量費用
• 不用品の処分、ハウスクリーニング費用
• リフォーム、解体費用

上記の通り、不動産の売却にはさまざまな費用が発生します。そのため、査定見積もりの金額だけをみてしまうと、最終的に想像していた金額が手元に残らなかったという事態に陥る可能性があるでしょう。
かかる金額を考慮したうえで、査定見積もりを考えることが重要です。また、ハウスクリーニングなど自分で掃除することで抑えられるコストはよく検討し、できるだけコストをかけない選択をしていきましょう。

4. まとめ